江戸川区の新築一戸建てを検証
そのほかにも入居時には、敷金や前家賃、仲介料、礼金などがある。
まず、賃料について考えてみよう。
”一定の機能を有する部屋を使用するための対価として賃料をオーナーに支払う”というシステムは誰でも理解できる。
簡単にいえばオーナーが所有する部屋を入居者が使用できるから家賃を支払うのだが、現場での例をもっと見てみると、多少違ってくる。
入居者やオーナーとのあいだに具体的な注文・要望がはいってきて、多少複雑になってくる。
たとえば入居者からの要望なら、「風呂釜が壊れて7日間も風呂にはいれなかったので、その分賃料を負けてほしい」とか、「近くの同じような部屋は4千円も安い。
自分の家賃も2千円下げてほしい」といったものが挙げられる。
一方、オーナー側からの要望では、「大金をかけて建物の外装を全面塗装したから、更新時から月額千円値上しげたい」「同居者が1人ふえたのだから、家賃を千円値上げしたい」といったものだ。
こういった現状を見ると、ただ単に部屋の貸し借りをしているから、賃料が動いているという単純なことではなく、「利用価値のある物件の対価として、賃料を支払っている」のだ。
一定の設備が整っていて、正常に作動していること、それらの利用価値が高いこと、物件の良し悪しなどは綜合的に判断されるのである。
次に敷金の問題。
日本では、部屋を借りる際に敷金をオーナー(貸し手)に預けるのが慣例となっている。
これは預託金であり、保証金の性質を帯びている。
賃貸契約では、敷金のほかに、連帯保証人を付ける決まりがある。
敷金のほかに保証人という二重の網をかけて賃料を守っているのである。
アパート・マンションに入居する際、借り手は賃料の一部である前家賃のほかに敷金や仲介料、礼金といったものを支払わなければならない。
これらは一種の契約金と考えたらいいだろう。
そのなかでも礼金がなんのために支払わなければならないのか、論理的に答えられる人はいないだろう。
そもそも礼金がなぜあるのかというと、戦後の住宅難の時代に、悪知恵が働く人間が強い立場を利用して稼いだ悪徳商法の名残だろう。
そのため、現在では良心的なオーナーは、この礼金をゼロに設定している。
ところが、賃貸物件の情報誌には、かならずといっていいほどこの礼金があり、1ヵ月ないし2ヵ月に設定されている。
これにはカラクリがあり、不動産業者は、礼金をオーナーに渡し、仲介料や広告料という名目でその礼金を取り返しているのだ。
募集時は礼金と余計な出費も抑えられるお金の流れを知っておけば、いう名目でありながら、最終的には不動産業者の仲介料になっているというのが実情なのだ。
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